「ヴァイマル共和国」をわかりやすく解説

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ヴァイマル共和国とは

ヴァイマル共和国とは、ドイツ帝国が崩壊して誕生した国です。

1919年~1933年まで存続しました。

前史:ドイツ帝国

第一次世界大戦中、ドイツ帝国は崩壊します。

このドイツ帝国の崩壊後、ヴァイマル共和国は誕生します。

ヴァイマル共和国史①成立

ドイツ帝国の崩壊後、国内の対立を挟み、共和国の成立へ向かっていきます。

1919年、エーベルトが大統領に選出され、ヴァイマル憲法が制定され、ヴァイマル共和国が成立します。

ヴァイマル共和国史②ナチスの台頭

共和国を批判する人々が現れます。

特に1920年に成立したナチスは、代表的な反共和国勢力でした。

ヴァイマル共和国史③危機

1925年、エーベルト大統領が死亡し、ヒンデンブルク大統領が就任します。

ヒンデンブルク大統領は、共和政(皇帝がいない体制)より帝政(皇帝が統治する体制)を好む人物でした。

さらに1929年、世界恐慌が発生し、ヴァイマル共和国は経済危機を迎えます。

ヴァイマル共和国史④終了

世界恐慌による不況や既存の政治への失望から、反共和国勢力の人気が高まります。

こうして、ナチスが台頭していきます。

ナチスへ

ヴァイマル共和国の時代が終わり、ドイツはナチスの独裁政治へ向かっていきます。



参考文献
成瀬治・山田欣吾・木村靖二編『世界歴史大系 ドイツ史3 1890年~現在』山川出版社,1997.
木村靖二・柴宣弘・長沼秀世『世界の歴史26 世界大戦と現代文明の開幕』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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