「七年戦争」をわかりやすく解説

目次

七年戦争

七年戦争とは、プロイセン王国vsオーストリアの戦争です。

時期としては、1756年~1763年です。

その他にフランス、スウェーデン、ロシア、イギリスなどを巻き込み、大規模な戦争となりました。

前史:オーストリア継承戦争

七年戦争の前、プロイセンとオーストリアは、オーストリア継承戦争で戦いました。

七年戦争史①開戦

1756年、オーストリアとプロイセンの戦争が始まりました。(七年戦争)

フランス・スウェーデン・ロシアなどがオーストリアに味方した一方、プロイセンに味方したのはイギリスのみでした。

そのため、プロイセンは苦戦しました。

七年戦争史②ロシアの裏切り/終戦

1762年、ロシア皇帝のエリザヴェータの死亡をきっかけに、ロシアはプロイセンの味方になります。

この影響もあり、プロイセンはブルカースドルフの戦いで勝利し、七年戦争の終戦に持ち込みます。

七年戦争史③フベルトゥスブルク条約/パリ条約

1763年、フベルトゥスブルク条約が結ばれます。

これにより、プロイセンはオーストリアから奪ったシュレジエンの領有が確定します。

また1763年、パリ条約も結ばれました。

これにより、イギリスは北アメリカやインドで領土を獲得し、フランスは北アメリカの領土をすべて失いました。



参考文献
成瀬治・山田欣吾・木村靖二編『世界歴史大系 ドイツ史2 1648年~1890年』山川出版社,1996.
今井宏編『世界歴史大系 イギリス史2 近世』山川出版社,1990.
坂井榮八郎『ドイツ史10講』岩波書店,2003.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
(Amazonのリンクとなっております)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次