「ドイツ帝国」をわかりやすく解説

目次

ドイツ帝国とは

ドイツ帝国とは、19世紀にドイツが統一されて誕生した帝国です。

1871年~1918年まで存続しました。

前史:ドイツ統一

ドイツ帝国は、ドイツが統一されて成立した国です。

ドイツ帝国史①ヴィルヘルム1世

ヴィルヘルム1世は、1871年~1888年の皇帝です。

元々はプロイセン王国の王でしたが、1871年にドイツ帝国の初代皇帝となりました。

1879年、オーストリアと「独墺同盟」を結成します。

また1882年、イタリアを同盟に加え、「独墺伊三国同盟」が成立します。

ドイツ帝国史②ヴィルヘルム2世

ヴィルヘルム2世は、1888年~1918年の皇帝です。

1890年、ドイツ統一の立役者であるビスマルクが政治から退きます。

また1890年以降、ドイツの工業は大きく発展し、経済成長を達成します。

1914年、第一次世界大戦が発生し、イギリス・フランス・ロシア・アメリカなどと戦いました。

ドイツ帝国史③ドイツ革命/ドイツ帝国の終了

第一次世界大戦中の1918年11月、戦争を拒否する労働者や兵士により、ドイツ革命が発生します。

これにより、ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世が亡命します。

こうして帝政(皇帝による政治)の時代は終わり、共和国(皇帝のいない国家)となります。

ヴァイマル共和国へ

ドイツ革命によって、ドイツは共和国となります。



参考文献
谷川稔・北原敦・鈴木健夫・村岡健次『世界の歴史22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩』中央公論新社,1999.
木村靖二・柴宣弘・長沼秀世『世界の歴史26 世界大戦と現代文明の開幕』中央公論社,1997.
坂井榮八郎『ドイツ史10講』岩波書店,2003.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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