「ペロポネソス戦争」をわかりやすく解説

目次

ペロポネソス戦争とは

ペロポネソス戦争とは、古代ギリシアの内戦です。

時期としては、紀元前431年~紀元前404年です。

デロス同盟(アテネを中心とする同盟)とペロポネソス同盟(スパルタを中心とする同盟)が戦いました。

前史:ペルシア戦争

ペルシア戦争でアテネが活躍し、存在感を高めます。

こうしてアテネは、スパルタに匹敵する影響力をつけていきます。

ペロポネソス戦争史①開戦

紀元前5世紀半ばころから、アテネとスパルタの対立が深まっていきます。

そして紀元前431年、コリントスとケルキラの対立をきっかけに、ペロポネソス戦争が開戦します。

ペロポネソス戦争史②アテネでの疫病の発生

ペロポネソス戦争が開戦した翌年、アテネで疫病が発生します。

これにより、兵士の3分の1が病死し、アテネの戦力は大きく衰えます。

また429年には、アテネの有力者であるペリクレスも病死します。

ペロポネソス戦争史③デロス同盟の縮小

疫病に加え、遠征の失敗などが重なり、アテネは大きく衰退します。

これにより、複数のポリスがデロス同盟から離反します。

ペロポネソス戦争史④アテネの降伏

紀元前412年、スパルタはペルシアと同盟を結び、戦力を拡大します。

スパルタは、アテネの輸送網を遮断し、食糧不足に追い込みます。

そして紀元前404年、アテネは降伏します。

マケドニア王国へ

ペロポネソス戦争の後、ギリシアのポリスは衰退に向かっていきます。

そしてマケドニア王国が台頭していきます。



参考文献
桜井万里子・本村凌二『世界の歴史5ギリシアとローマ』中央公論社,1997.
桜井万里子編『新版世界各国史17 ギリシア史』山川出版社,2005.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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