「セレウコス朝シリア」をわかりやすく解説

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セレウコス朝シリア

セレウコス朝シリアは、ヘレニズム時代において、西アジアや中央アジアを支配した王朝です。

時期としては、紀元前312年~紀元前64年まで存続しました。

背景:ヘレニズム時代

セレウコス朝シリアは、ヘレニズム時代の争いの結果、成立した王朝です。

セレウコス朝シリア史①セレウコス1世

セレウコス1世は、紀元前312年~紀元前281年の王です。

マケドニア王国のアレクサンドロス3世の死後、後継者争いを勝ち残り、セレウコス朝シリアを創設しました。

セレウコス朝シリア史②セレウコス2世

セレウコス2世は、紀元前246年~紀元前225年の王です。

アルサケス朝パルティアの独立を阻止できず、領土を失いました。

セレウコス朝シリア史③アンティオコス3世

アンティオコス3世は、紀元前223年~紀元前187年の王です。

各地を平定しましたが、ローマとの戦争には敗北しました。

セレウコス朝シリア史④アンティオコス4世→滅亡

アンティオコス4世は、紀元前175年~紀元前163年の王です。

アンティオコス4世は、エジプトとの戦争に勝利したことで知られます。

アンティオコス4世の死後、セレウコス朝シリアは混乱していきます。

そして紀元前64年、ローマの将軍ポンペイウスの征服活動の延長で、セレウコス朝シリアは滅亡します。

古代ローマへ

セレウコス朝シリアは滅亡し、古代ローマの支配下となりました。



参考文献
小林登志子『古代メソポタミア全史』中央公論新社,2020.
永田雄三編『新版世界各国史9西アジア史Ⅱ』山川出版社,2002.
小川英雄・山本由美子『世界の歴史4オリエント世界の発展』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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