ペルシア戦争とは
ペルシア戦争とは、ギリシャvsアケメネス朝ペルシアの戦争です。
時期としては、紀元前500年~紀元前449年です。
最終的にギリシアが勝利しました。
ペルシア戦争史①イオニア反乱
紀元前499年、イオニア反乱が起こりました。
これは、イオニア地方のポリスによる、ペルシアからの独立を目指した反乱です。
この反乱は鎮圧されますが、ギリシアとペルシアの対立のきっかけとなります。
ペルシア戦争史②マラトンの戦い
紀元前490年、マラトンの戦いが起こりました。
この戦いで、ギリシアのアテネ軍・プラタイア軍がペルシア軍を倒しました。
ギリシア最強のスパルタ軍が参戦せずに勝利をおさめた点が印象的です。
ペルシア戦争史③テルモピレーの戦い
紀元前480年、テルモピレーの戦いが起こりました。
この戦いでは、ギリシアのスパルタ陸軍などがペルシア陸軍に敗北しました。
スパルタ王のレオニダスも戦死しました。
ペルシア戦争史④サラミスの海戦
紀元前480年、サラミスの海戦が起こりました。
この戦いでは、ギリシア連合艦隊がペルシア海軍を撃破しました。
ペルシア戦争史⑤プラタイアの戦い
紀元前479年、プラタイアの戦いが起こりました。
この戦いでは、ギリシア連合陸軍がペルシア陸軍を撃破しました。
これにより、ペルシア戦争におけるギリシアの勝利が決定付きました。
ペルシア戦争史⑥カリアスの和約
紀元前449年、カリアスの和約が結ばれます。
これはペルシアとアテネの間に結ばれた条約で、戦争の終了が決定されます。
ただし一部の研究者は、カリアスの和約の存在を疑問視しているようです。
ペロポネソス戦争へ
ペルシア戦争の発生後、ギリシアでは、デロス同盟(アテネを中心とする同盟)とペロポネソス同盟(スパルタを中心とする同盟)が対立していきます。
そしてペルシア戦争の終結後、ギリシアはペロポネソス戦争に突入していきます。
参考文献
小川英雄・山本由美子『世界の歴史4 オリエント世界の発展』中央公論社,1997.
桜井万里子・本村凌二『世界の歴史5ギリシアとローマ』中央公論社,1997.
桜井万里子編『新版世界各国史17 ギリシア史』山川出版社,2005.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
(Amazonのリンクとなっております)