「ヴェルサイユ体制」をわかりやすく解説

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ヴェルサイユ体制とは

ヴェルサイユ体制とは

ヴェルサイユ体制とは、ヴェルサイユ条約などを基盤とした国際体制です。

ヴェルサイユ条約などの諸条約のほかに、国際連盟の成立が特徴的です。

ヴェルサイユ条約とは

ヴェルサイユ条約とは、第一次世界大戦後に結ばれた条約です。

敗戦国のドイツに対して、「徴兵制の禁止」と「軍備の縮小」が強制され、「領地の縮小」と「賠償金の支払」が課されました。

ヴェルサイユ体制史①ヴェルサイユ条約の締結

1918年11月、第一次世界大戦が終戦します。

その戦後処理として、1919年にパリ講和会議が開催され、そこでヴェルサイユ条約が締結されました。(条約の内容は前述した通り)

ヴェルサイユ体制史②国際連盟の発足

1920年1月、国際連盟が成立します。

国際平和を目的とする組織で、ヨーロッパ諸国を中心に多数の国が参加しました。

しかし、強国のアメリカとソ連は参加しておらず、不完全な連盟でした。

ヴェルサイユ体制史③国際連盟の脱退

1925年以降、国際連盟を脱退する国がでてきます。

ヴェルサイユ体制史④ヴェルサイユ体制の破壊

1935年、ドイツはヴェルサイユ条約を破り、徴兵制を復活させ、再軍備を行いました。

このドイツの行動は、第二次世界大戦に繋がっていきます。

第二次世界大戦へ

ヴェルサイユ体制が破壊され、第二次世界大戦が始まります。


参考文献
木村靖二・柴宣弘・長沼秀世『世界の歴史26 世界大戦と現代文明の開幕』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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