「七月革命」をわかりやすく解説

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七月革命とは

七月革命とは、フランスで起こった革命です。

1830年に発生しました。

この革命により、フランスの国王が交代し、立憲君主政(憲法により、王の権限が制限された政治体制)が実現しました。

前史:王政復古

フランス革命により、1792年にフランスは共和政(王がいない政治体制)となります。

しかし1814年、ルイ18世が王に就任し、フランスは再び王政となります。

七月革命史①シャルル10世の就任

1824年、シャルル10世がフランス王となります。

1830年3月、シャルル10世は議会を解散します。

そして勅令を発表し、王の権力を強化していきます。

七月革命史②七月革命

1830年7月、シャルル10世の行動に対して、民衆が反乱を起こします。

これによって、シャルル10世は、実質的に王を退位します。

七月革命史③七月王政の開始

七月革命後、ルイ・フィリップがフランスの王となります。

そしてフランスは、立憲君主政(憲法により、君主の権限が制限された政治体制)に移行します。

この七月革命によって実現した体制を、七月王政と呼びます。

二月革命へ

七月王政の後、フランスでは二月革命が起こり、共和政(王のいない政治)へ移行していきます。



参考文献
谷川稔・北原敦・鈴木健夫・村岡健次『世界の歴史22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩』中央公論新社,1999.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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