「ヴィシー政権」をわかりやすく解説

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ヴィシー政権とは

ヴィシー政権とは、第二次世界大戦中のフランスの政権です。

時期としては、1940年~1944年まで存続しました。

ドイツとの協力を目指しており、実質的にナチスの支配下にあった政権です。

前史:第三共和政

1939年、第二次世界大戦が発生し、フランスはドイツ軍によって壊滅的な被害を受けます。

これにより、フランスの第三共和政の時代は終わります。

ヴィシー政権史①ヴィシー政権の成立

1940年、ヴィシー政権が成立します。

ペタンを国家主席とし、ドイツに協力的な政権でした。

ヴィシー政権史②ドゴールの反発/自由フランス政府の成立

ヴィシー政権に対して、フランス軍将校のドゴールが反発します。

ドゴールは、自由フランス政府を成立させ、フランス国外から抵抗運動を行いました。

ヴィシー政権史③ヴィシー政権の崩壊

1944年、ノルマンディー上陸作戦が決行され、ドイツ軍はフランスから排除されます。

これにより、ヴィシー政権が崩壊します。

そしてフランスでは、ドゴールによる臨時政府が成立します。

第四共和政へ

ヴィシー政権の崩壊後、第二次世界大戦が終戦し、第四共和政が成立します。



参考文献
柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦『世界歴史大系 フランス史3 19世紀なかば~現在』山川出版社,1995.
柴田三千雄『フランス史10講』岩波書店,2006.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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