「ブルボン朝」をわかりやすく解説

ブルボン朝とは

ブルボン朝とは、近世フランスの王朝です。

時期としては、1589年～1792年です。

フランスの王朝の中でも、特に王権が強力だった時代です。

前史：ヴァロワ朝

ブルボン朝が成立する前、フランスの王朝はヴァロワ朝でした。

ブルボン朝史①アンリ4世

アンリ4世は、1589年～1610年の王です。

1598年、ユグノー戦争をきっかけに、フランス王に就任しました。

ここからブルボン朝の時代が始まります。

1610年、アンリ4世は、カトリック勢力に暗殺されました。

ブルボン朝史②ルイ13世

ルイ13世は、1610年～1643年の王です。

宰相のリシュリューと協力して、王権の強化を行いました。

また三十年戦争に参戦し、ハプスブルク家と戦いました。

ブルボン朝史③ルイ14世

ルイ14世は、1643年～1715年の王です。

治世の前半は、三十年戦争の対応や、重税に反対する人々の反乱（フロンドの乱）への対応に追われます。

その後は単独で権力を持ち、重商主義政策を推し進め、経済力の強化を目指しました。

またファルツ戦争やスペイン継承戦争など、複数の戦争を行いましたが、あまり成果は得られませんでした。

ブルボン朝④ルイ15世

ルイ15世は、1715年～1774年の王です。

オーストリア継承戦争や七年戦争に参戦しました。

ブルボン朝史⑤ルイ16世

ルイ16世は、1774年～1792年の王です。

フランス革命によって、1792年にフランスの王政は廃止されます。

そして1793年には、ルイ16世は処刑されました。

フランス革命へ

フランス革命が発生し、ブルボン朝の時代は終わります。

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参考文献
柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦『世界歴史大系 フランス史2 16世紀～19世紀なかば』山川出版社,1996.
柴田三千雄『フランス史10講』岩波書店,2006.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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