「フランスの歴史」30記事まとめ
【フランス史①古代】 現在のフランスにあたる場所は、古代から様々な民族が訪れ、交流していました。 紀元前58年、現在のフランスにあたる場所は、ローマのカエサルに征…
目次
3つの出来事の特徴
「アナーニ事件」、「アヴィニョン捕囚」、「教会大分裂」の3つは、14世紀の出来事です。
フランスとカトリック教会の間で起こりました。
この3つの出来事は、キリスト教勢力の衰退を表すものでした。
①アナーニ事件
アナーニ事件とは、ローマ教皇のボニファティウス8世が、監禁されたのちに死亡した事件です。
1303年に起こりました。
監禁された原因は、ボニファティウス8世がフランス王のフィリップ4世と対立したことでした。
1077年のカノッサの屈辱と対照的な展開は、ローマ教皇の衰退を示すものでした。
②アヴィニョン捕囚
アヴィニョン捕囚とは、フランス王のフィリップ4世によって、ローマ教皇庁がアヴィニョンに強制移転された出来事です。
アヴィニョン捕囚は、1309年~1377年まで続きました。
続く1378年には、教会大分裂が発生します。
③教会大分裂
教会大分裂とは、1378年に始まったキリスト教会の分裂です。
ローマとアヴィニョンに、2人の教皇が並立しました。
この分裂は、1378年~1417年まで続きました。
宗教改革へ
カトリックの権威が低下し、時代は宗教改革へと向かっていきます。
「宗教改革」をわかりやすく解説
【宗教改革とは】 定義 宗教改革とは、カトリック(従来のキリスト教)への対抗運動です。 16世紀の西ヨーロッパで発生しました。 背景 宗教改革の原因は複雑ですが、主…
「フランスの歴史」30記事まとめ
【フランス史①古代】 現在のフランスにあたる場所は、古代から様々な民族が訪れ、交流していました。 紀元前58年、現在のフランスにあたる場所は、ローマのカエサルに征…
参考文献
ロバーツ,J.M『図説世界の歴史5東アジアと中世ヨーロッパ』池上俊一監修,月森左知・高橋宏訳,創元社,2003.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
(Amazonのリンクとなっております)