【恐怖政治】「ロベスピエール」をわかりやすく解説

目次

ロベスピエールとは

ロベスピエールとは、フランス革命期の政治家です。

山岳派に属する人物で、独裁政治を行いました。

本記事では、ロベスピエールが権力を握る前後の歴史について解説していきます。

背景:フランス革命

ロベスピエールの台頭は、フランス革命に含まれる出来事です。

ロベスピエール史①山岳派vsジロンド派

1792年のフランスは、戦争突入の危機を迎えていました。

このような状況の中、それでも地方分権や自由を重要視するジロンド派と、非常事態に対応するために権力集中を目指す山岳派が対立します。

1793年、山岳派はジロンド派を政治から排除し、権力を握っていきます。

ロベスピエール史②恐怖政治

1793年、山岳派のロベスピエールによる独裁政治が始まります。

これは恐怖政治と呼ばれ、反革命を疑われた沢山の人々が逮捕、処刑されました。

ロベスピエール史③ロベスピエールの失脚

フランスでは、ロベスピエールの独裁政治に対して、批判の声が強くなっていきます。

そして1794年7月27日、テルミドール9日のクーデタが発生し、ロベスピエールは逮捕されます。

逮捕された翌日、ロベスピエールは処刑されます。

ナポレオン・ボナパルトへ

ロベスピエールの死後、総裁政治をはさみ、ナポレオン・ボナパルトの時代へ移行していきます。



参考文献
五十嵐武士・福井憲彦『世界の歴史21 アメリカとフランスの革命』,中央公論社,1998.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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