フランスの「第二帝政」をわかりやすく解説

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第二帝政とは

第二帝政とは、フランスにおいて、ナポレオン3世が皇帝として活動した時代です。

1852年~1870年まで続きました。

前史:第二共和政

第二帝政の成立前、フランスは第二共和政でした。

第二帝政史①ナポレオン3世の皇帝就任

1852年、ナポレオン3世が皇帝に就任します。

これによってフランスは、第二共和政から第二帝政(皇帝による政治)に移行します。

第二帝政史②権威帝政

1852年~1860年までは、権威帝政と呼ばれます。

共和派が弾圧されるなど、強い統制が行われました。

第二帝政史③自由帝政

1860年~1870年までは、自由帝政と呼ばれます。

言論統制が緩和されるなど、やや寛容な政治が行われました。

第二帝政史④普仏戦争(プロイセン・フランス戦争)

1870年、普仏戦争が発生します。

ナポレオン3世率いるフランスvsビスマルク率いるプロイセンの戦争です。

この戦争でフランスは敗北し、ナポレオン3世は捕虜となります。

第三共和政へ

普仏戦争の敗北により、第二帝政は終了し、第三共和政へと移行します。



参考文献
谷川稔・北原敦・鈴木健夫・村岡健次『世界の歴史22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩』中央公論新社,1999.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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