「フランスの歴史」30記事まとめ
【フランス史①古代】 現在のフランスにあたる場所は、古代から様々な民族が訪れ、交流していました。 紀元前58年、現在のフランスにあたる場所は、ローマのカエサルに征…
目次
二月革命とは
二月革命とは、フランスで起こった革命です。
1848年に発生しました。
この革命により、フランスの国王が退位し、フランスは再び共和政(王がいない政治体制)となります。
前史:七月革命
1830年、七月革命により、フランスは立憲君主政(憲法により、王の権限が制限された政治体制)となります。
「七月革命」をわかりやすく解説
【七月革命とは】 七月革命とは、フランスで起こった革命です。 1830年に発生しました。 この革命により、フランスの国王が交代し、立憲君主政(憲法により、王の権限が…
背景:不況
1845年からの不作の影響により、フランスは食糧不足になります。
またフランスの工業部門も不調となり、さらにイギリスの不況の影響も加わります。
これによってフランスは、暴動が多発するなど、危機的な状況となります。
二月革命史①革命の発生
1848年2月、さらなる暴動を心配したフランス政府は、改革宴会(簡単にいうと政治集会)を禁止しました。
これに対して、一部の人々がデモを行い、やがて武力衝突に発展していきます。
この戦いの結果、フランス国王のルイ・フィリップが亡命します。
二月革命史②共和政の成立
国王の亡命により、再びフランスでは共和政(王のいない政治体制)が実現します。
これを第二共和政といいます。(ちなみに第一共和政はフランス革命による共和政を指します)
そして1848年12月、ルイ・ナポレオンが選挙によって大統領に就任します。
第二帝政へ
1851年12月3日、立法議会が解散され、共和政が崩壊していきます。
1852年11月、大統領ルイ・ナポレオンはクーデタを起こし、皇帝ナポレオン3世となります。
これによって、フランスは第二帝政に移行します。
フランスの「第二帝政」をわかりやすく解説
【第二帝政とは】 第二帝政とは、フランスにおいて、ナポレオン3世が皇帝として活動した時代です。 1852年~1870年まで続きました。 【前史:第二共和政】 第二帝政の成…
「フランスの歴史」30記事まとめ
【フランス史①古代】 現在のフランスにあたる場所は、古代から様々な民族が訪れ、交流していました。 紀元前58年、現在のフランスにあたる場所は、ローマのカエサルに征…
参考文献
谷川稔・北原敦・鈴木健夫・村岡健次『世界の歴史22 近代ヨーロッパの情熱と苦悩』中央公論新社,1999.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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