「アヘン戦争」「アロー戦争」をわかりやすく解説

目次

アヘン戦争とは

アヘン戦争とは、イギリスvsの戦争です。

1840年~1842年にかけて発生しました。

戦争では、イギリスが勝利しました。

アロー戦争とは

アロー戦争とは、イギリス・フランスvs清の戦争です。

1857年~1860年にかけて発生しました。

別名は「第二次アヘン戦争」です。

戦争では、イギリスとフランスが勝利しました。

背景:アヘン貿易

清では、大量のアヘン(麻薬)が輸入されていました。

しかし1839年、清は、アヘン貿易に圧力をかけていきます。

これにより、アヘン貿易で利益を得ていたイギリスは、清と対立していきます。

アヘン戦争史①アヘン戦争

アヘン貿易をめぐって、イギリスと清は対立していきます。

そして1840年、イギリスvs清の戦争が始まります。(アヘン戦争

この戦争で清は敗北し、南京条約が結ばれます。

南京条約により、清は、領土の割譲や賠償金の支払が課されました。

アヘン戦争史②望厦条約/黄埔条約

望厦条約は、アメリカと清が結んだ不平等条約です。

黄埔条約は、フランスと清が結んだ不平等条約です。

これらの締結により、清の国際的な立場は悪化していきます。

アヘン戦争史③アロー戦争(第二次アヘン戦争)

1856年、清では、アロー号という船の船員が、海賊容疑で逮捕されます。(アロー号事件)

イギリスとフランスは、この事件を強引に解釈し、清に戦争を仕掛けます。(アロー戦争)

この戦争で清は敗北し、天津条約(1858年)と北京条約(1860年)が結ばれます。

これらの条約により、清は、外国に様々な権利を認めることになります。

さらに同時期、アヘン貿易の合法化も行われます。



参考文献
尾形勇・岸本美緒『中国史 下』山川出版社,2019.
並木頼寿・井上裕正『世界の歴史19 中華帝国の危機』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
(Amazonのリンクとなっております)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次