「中華民国」をわかりやすく解説

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中華民国とは

中華民国(ちゅうかみんこく)は、中国最初の共和政国家です。

時期としては、1912年~1949年まで存続しました。

前史:清

中華民国が成立する前、清が中国を統治していました。

中華民国史①辛亥革命

1912年、辛亥革命によって中華民国が成立しました。

また同年、中国最後の王朝である清が滅亡し、中華民国への移行が確定しました。

中華民国史②第一次世界大戦

1914年、第一次世界大戦が発生しました。

この時、日本の不条理な要求(二十一か条の要求)を受諾させられるなど、日本からの介入を受けました。

そのため反日感情が高まり、1919年には五四運動という反日運動が発生しました。

中華民国史③日中戦争

第一次世界大戦後、日本は中華民国への介入を強めていきます。

そして1937年、日中戦争が発生します。

中華民国は、当初は劣勢ながら、アメリカ・イギリスソ連などの支援を受けて戦い続けました。

そして1945年、第二次世界大戦における日本の敗北により、中華民国の勝利となりました。

中華民国史④中華民国の終了

1946年から、中華民国の内部で、国民政府と共産党の戦争が起こりました。

そして1949年、国民政府の首都が陥落し、共産党が勝利しました。

こうして中華民国が崩壊し、中華人民共和国が成立しました。

中華人民共和国へ

1949年、中華人民共和国が成立します。

これは現在の中国です。



参考文献
尾形勇・岸本美緒『中国史 下』山川出版社,2019.
狭間直樹・長崎暢子『世界の歴史27 自立へ向かうアジア』中央公論新社,1999.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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