「義和団事件」「辛亥革命」をわかりやすく解説

目次

義和団事件とは

義和団事件とは、の義和団による欧米諸国への反乱です。

1900年に発生しました。

反乱は鎮圧され、清に賠償金が課されるなどしました。

辛亥革命とは

辛亥革命とは、清で発生した武装蜂起です。

1911年10月10日に発生しました。

これにより、清が滅亡し、中華民国が成立しました。

背景:清の占領

欧米諸国によって、清の占領が進められました。

そのため、清では国内の変革が求められました。

清末の歴史①義和団事件

1900年6月、義和団事件が発生します。

義和団は、扶清滅洋(清を助けて、欧米諸国を倒す)をテーマに、清で反乱を起こしました。

しかし反乱は鎮圧され、1901年9月に北京議定書が調印されます。

北京議定書により、清は賠償金が課され、一部区域に外国勢力の駐在が認められるなど、状況が悪化しました。

清末の歴史②辛亥革命

1911年10月10日、辛亥革命が発生します。

これにより、11月までに、中国の24省のうち14省が清から独立します。

こうして1912年1月1日、中華民国が成立します。

清末史③清の滅亡

1912年2月12日、清の皇帝である宣統帝が退位し、清が滅亡します。

また1912年3月10日、袁世凱が中華民国の臨時大統領に就任します。

中華民国へ

辛亥革命により、清は滅亡し、中華民国の時代へ移ります。



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並木頼寿・井上裕正『世界の歴史19 中華帝国の危機』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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