フランスの「第五共和政」をわかりやすく解説

目次

第五共和政とは

第五共和政とは、現代のフランスの政治形態です。

時期としては、1958年~現在まで存続しています。

第四共和政に比べて、大統領の権限が強化されました。

前史:第四共和政

第五共和政が成立する前、フランスは第四共和政でした。

第五共和政史①成立

植民地のアルジェリアで反乱が起こると、第四共和政の決定能力の低さが問題となっていきます。

そこで1958年、大統領の権限が強い第五共和政が成立します。

これにより、アルジェリアの独立が決定するなど、事態は改善していきます。

第五共和政史②経済成長

第五共和政の成立から15年ほど、フランスは大きな経済成長を遂げました。

しかし1973年、第一次オイルショックが発生し、経済成長の時代は終わります。

第五共和政史③経済停滞

1973年以降、フランスの経済は停滞し、失業者は増加していきました。

フランス経済の低成長は、20世紀を通じて継続していきました。



参考文献
柴田三千雄・樺山紘一・福井憲彦『世界歴史大系 フランス史3 19世紀なかば~現在』山川出版社,1995.
柴田三千雄『フランス史10講』岩波書店,2006.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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