「キエフ大公国」をわかりやすく解説

2022 9/24

2022年8月27日 2022年9月24日

キエフ大公国とは

キエフ大公国は、キエフ（現在のウクライナの首都キーウ）を中心とするロシアの最初期の国です。

時期としては、9世紀～12世紀まで存続しました。

オレーグは、882年～912年の大公です。

キエフを占領し、キエフ大公国の基礎を作りました。

ウラジーミル1世は、980年頃～1015年の大公です。

兄弟間の争いを制してキエフ大公となり、キエフ大公国の最盛期を築きました。

また、ギリシア正教（キリスト教の一派）を受容しました。

ウラジーミル・モノマフは、1113年～1125年の大公です。

この時代、すでにキエフ大公国は分裂しており、諸公による内部対立が起こっていました。

そんな中、外敵であるポロヴェツを共通の敵として設定することで、一時的に諸公の対立を抑えました。

12世紀以降、キエフ大公国の分裂は続き、弱体化していきました。

そして13世紀、この場所はモンゴル人によって侵略され、キプチャク・ハン国が成立します。

こうしてロシアは、モンゴル人によって支配される「タタールのくびき」の時代を迎えます。