「ウェセックス王国」をわかりやすく解説

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ウェセックス王国

ウェセックス王国とは、七王国の一つで、イングランドを統一した王国です。

973年~1016年・1042年~1066年のイングランド王の家系としても知られます。

本記事では、802年~1016年までのウェセックス家の歴史について解説しています。(1042年~1066年はこちら

前史:七王国時代

ウェセックス王国が台頭する前、イングランドは七つの王国が分立する七王国時代でした。

ウェセックス王国史①エグバート

エグバートは、802年~839年の王です。

ウェセックス王国を立て直し、勢力を拡大しました。

ウェセックス王国史②アルフレッド

アルフレッドは、871年~899年の王です。

当時のイングランドは、デーン人(ヴァイキング)の侵入によって壊滅状態となり、七王国の大半が滅亡しました。

そんな中アルフレッドは、デーン人との戦いで成果をあげ、ウェセックス王国を存続させました。

ウェセックス王国史③アゼルスタン

アゼルスタンは、924年~939年の王です。

ブルナンブルフの戦いで敵対勢力を撃退し、イングランド統一を決定付けました。

イングランド王を自称し、オットー1世(当時のドイツ王)やユーグ・カペー(当時のフランス王)と同盟を結びました。

ウェセックス王国史④エドガー

エドガーは、959年~975年の王です。

973年、エドガーは即位式を行い、イングランド王国が成立します。

ウェセックス王国史⑤エドマンド

エドマンドは、1016年の王です。

侵入してきたデーン人と休戦するも、まもなく死亡しました。

これにより、ウェセックス家の有力な後継者がいなくなり、ウェセックス家の時代が終わります。

デーン朝へ

ウェセックス家に有力な後継者がいなくなり、デーン人がイングランド王となります。



参考文献
青山吉信編『世界歴史大系 イギリス史1 先史~中世』山川出版社,1991.
近藤和彦『イギリス史10講』岩波書店,2013.
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