「イギリスの歴史」27記事まとめ
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目次
ウェセックス王国
ウェセックス王国とは、七王国の一つで、イングランドを統一した王国です。
973年~1016年・1042年~1066年のイングランド王の家系としても知られます。
本記事では、802年~1016年までのウェセックス家の歴史について解説しています。(1042年~1066年はこちら)
前史:七王国時代
ウェセックス王国が台頭する前、イングランドは七つの王国が分立する七王国時代でした。
「七王国時代(ヘプターキー)」をわかりやすく解説
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ウェセックス王国史①エグバート
エグバートは、802年~839年の王です。
ウェセックス王国を立て直し、勢力を拡大しました。
ウェセックス王国史②アルフレッド
アルフレッドは、871年~899年の王です。
当時のイングランドは、デーン人(ヴァイキング)の侵入によって壊滅状態となり、七王国の大半が滅亡しました。
そんな中アルフレッドは、デーン人との戦いで成果をあげ、ウェセックス王国を存続させました。
ウェセックス王国史③アゼルスタン
アゼルスタンは、924年~939年の王です。
ブルナンブルフの戦いで敵対勢力を撃退し、イングランド統一を決定付けました。
イングランド王を自称し、オットー1世(当時のドイツ王)やユーグ・カペー(当時のフランス王)と同盟を結びました。
ウェセックス王国史④エドガー
エドガーは、959年~975年の王です。
973年、エドガーは即位式を行い、イングランド王国が成立します。
ウェセックス王国史⑤エドマンド
エドマンドは、1016年の王です。
侵入してきたデーン人と休戦するも、まもなく死亡しました。
これにより、ウェセックス家の有力な後継者がいなくなり、ウェセックス家の時代が終わります。
デーン朝へ
ウェセックス家に有力な後継者がいなくなり、デーン人がイングランド王となります。
「デーン朝」をわかりやすく解説
【デーン朝とは】 デーン朝とは、イングランド王国の初期の王朝です。 時期としては、1016年~1042年まで存続しました。 デーン朝は、デンマーク人による王朝でした。 …
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参考文献
青山吉信編『世界歴史大系 イギリス史1 先史~中世』山川出版社,1991.
近藤和彦『イギリス史10講』岩波書店,2013.
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