「ロシアの歴史」14記事まとめ
【ロシア史①古代】 東スラブ人の定住がはじまりました。 この時代、特に重要な出来事はありません。 【ロシア史②キエフ大公国】 キエフ大公国は、キエフ(現在のウクラ…
目次
タタールのくびきとは
タタールのくびきとは、ロシアがモンゴル人によって支配された時代です。
時期としては、13世紀前半~1480年です。
前史:キエフ大公国
「タタールのくびき」の前、ロシアではキエフ大公国が権力を握っていました。
「キエフ大公国」をわかりやすく解説
【キエフ大公国とは】 キエフ大公国は、キエフ(現在のウクライナの首都キーウ)を中心とするロシアの最初期の国です。 時期としては、9世紀~12世紀まで存続しました。…
タタールのくびき史①モンゴル人の侵略
13世紀前半、モンゴル人のバトゥが南ロシアを征服します。
そして1243年、南ロシアにモンゴル人の国家であるキプチャク・ハン国が作られます。
こうして、モンゴル人がロシアを支配する「タタールのくびき」が始まります。
タタールのくびき史②モスクワ大公国の台頭
14世紀前半のイヴァン1世の時代から、モスクワ公によるウラジーミル大公(当時のロシア最高権力者)就任が定着します。
こうしてモスクワ大公国が台頭していきます。
また同じく14世紀に、キプチャク・ハン国は王家が断絶し、衰退していきます。
タタールのくびき史③終了
モスクワ大公のイヴァン3世は、モンゴル勢力と複数回にわたって戦い、モンゴルの影響を取り除いていきます。
そして1480年、ウグラ河畔の対峙でのモンゴル勢力の撤退をもって、「タタールのくびき」が終了します。
また1502年、キプチャク・ハン国が滅亡し、モンゴル人のロシア支配は名実ともに終了します。
モスクワ大公国へ
「タタールのくびき」の終了後、モスクワ大公国がロシアを統治していきます。
「モスクワ大公国」をわかりやすく解説
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参考文献
田中陽兒・倉持俊一・和田春樹編『世界歴史大系 ロシア史1 9世紀~17世紀』山川出版社,1995.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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