「ランカスター朝」をわかりやすく解説

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ランカスター朝とは

ランカスター朝とは、中世イングランドの王朝です。

時期としては、1399年~1461年にかけて権力を持ちました。

元々ランカスター家は、プランタジネット朝と血縁関係のある貴族でした。

前史:プランタジネット朝

ランカスター朝が台頭する前、プランタジネット朝がイングランドを統治していました。

ランカスター朝史①ヘンリ4世

ヘンリ4世は、1399年~1413年の王です。

プランタジネット朝のリチャード2世を排除し、ランカスター朝を成立させた人物です。

ランカスター朝史②ヘンリ5世

ヘンリ5世は、1413年~1422年の王です。

フランスとの戦争に勝利し、百年戦争の戦況を有利にしました。

ランカスター朝史③ヘンリ6世

ヘンリ6世は、1422年~1461年の王です。

この時代に、ジャンヌ・ダルクが登場し、百年戦争の戦況が不利になりました。

また1455年~1461年、バラ戦争の第一次内乱が起こり、ランカスター朝はイングランドでの権力を失いました。

ヨーク朝へ

バラ戦争の第一次内乱の結果、ランカスター朝の時代が終わり、ヨーク朝の時代が始まります。



参考文献
青山吉信編『世界歴史大系 イギリス史1 先史~中世』山川出版社,1991.
近藤和彦『イギリス史10講』岩波書店,2013.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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