【魏・呉・蜀】「三国時代」をわかりやすく解説

目次

三国時代とは

三国時代とは、古代中国において、魏・呉・蜀の3つの王朝が存在した時代です。

時期としては、3世紀初頭~3世紀後半です。

前史:漢

三国時代の前、漢が中国を統治していました。

三国時代史①曹操の台頭

184年、黄巾の乱と呼ばれる反乱が発生します。

このあたりから、後漢の権威は低下していきます。

そんな中、曹操は、中国北部で権力を得ていきます。

三国時代史②赤壁の戦い

曹操は、中国南部への勢力拡大を目指しました。

しかし208年、赤壁の戦いにおいて、曹操は、孫権劉備に敗北します。

これにより曹操は、中国南部の統一に失敗します。

三国時代史③後漢の滅亡/魏・蜀・呉の成立

220年、ついに後漢が滅亡しました。

220年、曹操の息子である曹丕は、中国北部にを成立させます。

221年、劉備は、中国南西部にを成立させます。

222年、孫権は、中国南東部にを成立させます。

こうして中国では、3つの王朝が並立することになります。

三国時代史④蜀・魏・呉の滅亡/晋の中国統一

263年、魏の攻撃により、蜀は滅亡します。

265年、内部対立によって魏は滅亡し、が成立します。

280年、晋の攻撃により、呉は滅亡します。

こうして、晋が中国を統一します。

晋へ

三国時代が終わり、晋の時代へと移っていきます。



参考文献
尾形勇・岸本美緒編『中国史 上』山川出版社,2019.
尾形勇・平㔟隆郎『世界の歴史2 中華文明の誕生』中央公論社,1998.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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