
七王国時代(ヘプターキー)とは
七王国時代とは、古代のイングランドにおいて、7つの王国が分立していた時代を指します。
時期としては、7世紀~9世紀頃です。
ちなみに七王国とは、ケント王国、エセックス王国、サセックス王国、ウェセックス王国、イースト・アングリア王国、マーシア王国、ノーサンブリア王国の7つのことです。
七王国まとめ
①ケント王国
エゼルベルフト王(在位560年頃~616年)の時代に最盛期を迎え、大きな権力を持ちました。
そのためエゼルベルフト王は、第三の覇王とされています。
しかしエゼルベルフト王の死後、ケント王国は衰退し、ウェセックスやマーシアに従属していきます。
②サセックス王国
サセックス王国は、森林に囲まれているために孤立しており、歴史にあまり登場しません。
③エセックス王国
重要地域であるロンドンを支配していたため、かえって他国に狙われやすく、あまり発展しませんでした。
④イースト・アングリア王国
レドワルド王(在位?年~624年)の時代に最盛期を迎え、大きな権力を持ちました。
そのためレドワルド王は、第四の覇王とされています。
しかし7世紀後半以降、イースト・アングリア王国は衰退し、国の自立は保たれつつも、マーシアやウェセックスに従属していきます。
⑤ノーサンブリア王国
創設者のエドウィン(在位616年~632年)は大きな権力を持ったため、第五の覇王とされています。
ノーサンブリア王国は、オズワルド(在位633年~641年)の死後、分裂しました。
⑥マーシア王国
ペンダ(在位632年頃~654年)の時代に最盛期を迎えました。
ペンダは、覇王に匹敵する権力を持ちました。
⑦ウェセックス王国
エグバート(在位802年~839年)の時代に勢力を拡大し、イングランド統一の基礎を築きました。
エグバートは、第八の覇王とされています。
イングランドの統一へ
ノルマン人の侵攻により、ウェセックス王国以外は滅亡します。
そして生き残ったウェセックス王国は、イングランドを統一していきます。


参考文献
青山吉信編『世界歴史大系 イギリス史1 先史~中世』山川出版社,1991.
近藤和彦『イギリス史10講』岩波書店,2013.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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