「サファヴィー朝」をわかりやすく解説

目次

サファヴィー朝とは

サファヴィー朝とは、イラン北西部で成立した、シーア系のイスラーム王朝です。

時期としては、1501年~1736年まで存続しました。

前史:サファヴィー教団

サファヴィー教団とは、イスラーム神秘主義の教団です。

サファヴィー教団は、やがて軍事力をつけ、政治的な権力を握っていくのでした。

サファヴィー朝史①イスマーイール1世

イスマーイール1世は、1501年~1524年のシャーです。

サファヴィー教団の長であり、サファヴィー朝の創設者です。

しかし1514年、チャルディラーンの戦いでオスマン帝国に敗れ、イスマーイール1世は勢いを失います。

サファヴィー朝史②タフマースブ

タフマースブは、1524年~1576年のシャーです。

オスマン帝国のスレイマン1世に何度も攻撃されながら、何とか領土を守りました。

また遠征を行い、領土を拡大しました。

サファヴィー朝史③アッバース1世

アッバース1世は、1587年~1629年のシャーです。

国内の体制を整え、サファヴィー朝の最盛期を築きました。

サファヴィー朝史④スルターン・フサイン

スルターン・フサインは、1694年~1722年のシャーです。

国内の反乱が相次ぎ、首都イスファハーンが陥落しました。

これにより、サファヴィー朝は大きく衰退しました。

サファヴィー朝史⑤アッバース3世

アッバース3世は、1732年~1736年のシャーです。

1736年、アッバース3世は、摂政のナディールクリー・ベグ・アフシャールによって退位させられます。

これにより、サファヴィー朝が滅亡しました。

アフシャール朝へ

ナディールクリー・ベグ・アフシャールによってアフシャール朝が作られます。



参考文献
永田雄三編『新版世界各国史9西アジア史Ⅱ』山川出版社,2002.
永田雄三・羽田正『世界の歴史15成熟のイスラーム社会』中央公論社,1998.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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