「ムワッヒド朝」をわかりやすく解説

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ムワッヒド朝とは

ムワッヒド朝とは、イスラームの王朝です。

時期としては、1130年~1269年まで存続しました。

モロッコで成立し、マグリブ(アフリカ北西部)やイベリア半島などを支配しました。

前史:ムラービト朝

ムワッヒド朝が台頭する前、同地域ではムラービト朝が影響力を持っていました。

ムワッヒド朝史①アブド・アルムーミン

アブド・アルムーミンは、1130年~1163年の権力者です。

ムワッヒド朝の創設者で、1147年にムラービト朝を滅ぼしました。

ムワッヒド朝史②ユースフ

ユースフは、1163年~1184年のカリフです。

アンダルス(現在のスペイン・アンダルシア地方)に進出し、領土を獲得しました。

ムワッヒド朝史③ヤークーブ・アルマンスール

ヤークーブ・アルマンスールは、1184年~1199年のカリフです。

キリスト教勢力と戦い、アンダルス(現在のスペイン・アンダルシア地方)の領土をさらに拡大しました。

ムワッヒド朝史④滅亡

12世紀後半から、ムワッヒド朝は衰退していきました。

1212年、ムワッヒド朝は、キリスト教勢力に敗北します。(ラス・ナバス・デ・トロサの戦い)

そして1269年、ムワッヒド朝は、マーリン朝に吸収されました。



参考文献
佐藤次高『世界の歴史8 イスラーム世界の興隆』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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