「アイユーブ朝」をわかりやすく解説

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アイユーブ朝とは

アイユーブ朝とは、ファーティマ朝から独立して誕生した、スンナ派のイスラーム王朝です。

時期としては、1169年~1250年まで存続しました。

主にエジプトなどを支配しました。

前史:ファーティマ朝

アイユーブ朝が台頭する前、ファーティマ朝がエジプトを支配していました。

アイユーブ朝史①サラディン

サラディンは、1169年~1193年のアイユーブ朝の統率者です。

十字軍からエルサレムを奪還した人物で、アイユーブ朝の創設者です。

アイユーブ朝史②カーミル

カーミルは、1218年~1238年のスルタンです。

1229年、ドイツ王のフリードリヒ2世に、エルサレムを譲渡しました。

一方、エジプトの経済発展に貢献するなどの功績をあげました。

アイユーブ朝史③トゥーラーンシャー

トゥーラーンシャーは、1249年~1250年のスルタンです。

1250年、マムルーク軍に襲撃されて死亡します。

このトゥーラーンシャーの死亡により、アイユーブ朝は滅亡します。

マムルーク朝へ

アイユーブ朝の滅亡後、マムルーク朝が勢力を拡大します。



参考文献
佐藤次高編『宗教の世界史11 イスラームの歴史1イスラームの創始と展開』山川出版社,2010.
佐藤次高編『新版世界各国史8 西アジア史Ⅰ』山川出版社,2002.
佐藤次高『世界の歴史8 イスラーム世界の興隆』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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