「イル・ハン国」をわかりやすく解説

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イル・ハン国とは

イル・ハン国は、モンゴル人の国家で、イランやイラクを支配しました。

時期としては、1258年~1353年まで存続しました。

フレグ・ウルスとも呼ばれています。

背景:モンゴル帝国

イル・ハン国は、モンゴル帝国の一部を構成する国家です。

イル・ハン国史①フラグ

フラグは、1258年~1265年のハンです。

1258年、アッバース朝を滅ぼし、イル・ハン国を成立させました。

イル・ハン国史②ガザン

ガザンは、1295年~1304年のハンです。

イル・ハン国の国内体制を整えました。

また、イスラームへ改宗したことでも知られます。

イル・ハン国史③アブー・サーイード→滅亡

アブー・サーイードは、1316年~1335年のハンです。

1335年、アブー・サーイードは、皇后によって殺害され、フラグの家系は断絶しました。

これ以降、イル・ハン国は衰退していきます。

そして1353年、ついにイル・ハン国は滅亡します。


参考文献
ドーソン『モンゴル帝国史 5』佐口透訳注,平凡社,1976.
ドーソン『モンゴル帝国史 6』佐口透訳注,平凡社,1979.
杉山正明『モンゴル帝国の興亡 上 軍事拡大の時代』講談社,1996.
杉山正明『モンゴル帝国の興亡 下 世界経営の時代』講談社,1996.
杉山正明・北川誠一『世界の歴史9 大モンゴルの時代』中央公論社,1997.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
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