「古代ローマの歴史」6記事まとめ
【本記事における「古代ローマ」の範囲】 本記事では、ローマ史における「王政ローマの時代」~「ローマ帝国の分裂」までを範囲とします 時期としては、753年~395年で…
目次
3世紀の危機とは
3世紀の危機とは、古代ローマにおける混乱の時代です。
時期としては、235年~284年です。
およそ50年の間に、約70人の軍人が皇帝(自称含む)となり、その大半が殺害されました。
この時代は、「軍人皇帝の時代」とも呼ばれます。
前史:セウェルス朝
パクス・ロマーナの終了後、ローマは混乱していきます。
セウェルス朝(193年~235年)の時代にも、ローマの混乱は解決せず、「3世紀の危機」が訪れます。
3世紀の危機史①マクシミヌス
マクシミヌスは、235年~238年の皇帝です。
セウェルス朝の滅亡後、皇帝となった人物です。
しかし、わずか3年で殺害されます。
3世紀の危機史②ウァレリアヌス
ウァレリアヌスは、253年~260年の皇帝です。
新たに台頭したササン朝ペルシアに敗北し、捕虜となりました。
専制君主政の成立へ
284年、ディオクレティアヌスがローマ皇帝となり、3世紀の危機は収束します。
ディオクレティアヌス以降の時代は、皇帝の権力が強化され、専制君主政の時代となります。
ローマ帝国の「専制君主政」をわかりやすく解説
【専制君主政(ドミナートゥス)とは】 専制君主政とは、ローマ帝国において、これまで以上に皇帝の権限が強化された統治形態です。 時期としては、284年~395年です。 …
「古代ローマの歴史」6記事まとめ
【本記事における「古代ローマ」の範囲】 本記事では、ローマ史における「王政ローマの時代」~「ローマ帝国の分裂」までを範囲とします 時期としては、753年~395年で…
参考文献
桜井万里子・本村凌二『世界の歴史5ギリシアとローマ』中央公論社,1997.
松本宣郎編『世界歴史大系 イタリア史1 古代・初期中世』山川出版社,2021.
木村靖二・岸本美緒・小松久男編『詳説世界史研究』山川出版社,2017.
(Amazonのリンクとなっております)